ムサムラから巣立った同窓生のお仕事ぶり、生活ぶりをシリーズでお伝えしていきます。


01-佐橋俊彦
02-鈴木立太郎
03-小泉佳春
04-越智博之
05-矢澤知嘉子
06-高野こうじ
07-柴田佳秀
08-稲岡佳士廊
09-西沢浩一
10-山郷聡

 
 声楽家(ソプラノ)
 矢澤知嘉子
 やざわちかこ ・ 第17期生
卒業生お仕事ファイル 第5回目は声楽家で、オペラ歌手としての活躍が期待される17期生の矢澤(旧姓谷田)知嘉子さん。笑顔を絶やさず、夢に向かってがんばっているムサムラ卒業生です。(取材2002.04)
 


【クラシックの人というと固いイメージがありますが、 矢澤さんからは 余計な気負いが感じられませんね】
クラシックというとそういうふうに思われがちですけど、クラシック音楽ばかり聴いているわけではないですしね。たとえばボーイズIIメンとか好きですし、ポップスやジャズも聴いていますよ。

【クラシックの世界に入ったきっかけは?】
母がピアノの先生だったので、3歳からピアノをはじめたんです。でも高校のころ、ある先生から「歌の方が向いてる」って言われて(笑)。それで歌ってみたら意外にうまくいって、そうこうしているうちに歌で音大に受かったんです。

【高校生活はどうでしたか?】
私はほんとうにムサムラに溶け込んでいましたね。たしかに音楽漬けだけど生活も楽しみたかったし、そういう意味では真面 目じゃなかったですね。土曜にはクラブに行ったりとか(笑)。あと、あのころはコンパって流行ったから、いっぱい行きました。カラオケもうまいだろうって言われるんですけど、ソプラノなんでポップスだとキーが合わないんですよ(笑)。

【ちょっと意外ですね】
だから高校のときは学校と遊びがメインで、その合間に歌ってたっていう感じでしたね。生活サイクルのなかにうまく歌が入り込んでいたんです。そうじゃないとずっと続けていけませんし。

【音楽部には入ってなかったんですか?】
入らなかったですね。家ではピアノ漬けになってたから、外でまでやりたくなかったというか(笑)。

【武蔵野音大はどうでしたか?】
私もみなさんと一緒でオペラなどには大袈裟なイメージを持っていたし、「歌なんか大嫌い」っていう気持ちはどこかにあったんです。でも、入ってみて歌がすごく好きだということに気づかされたんですね。すごく楽しくなっちゃって。

【大学卒業後は?】
先生からすすめられて武蔵野音大大学院に行く準備をして、受かったんですけど、結局大学院は中退したんです。ちょうど結婚しようと思っていたときだったし、自立したかったし、でも歌を続けていったら自立できないじゃないですか。

【現在はどういう活動をしているんですか?】
3年くらい前に今の先生と出会い、その先生についてのレッスン・勉強がメインですね。ジョイントコンサートを年に何回かのペースで開催していますが、来年からはコンクールを受けまくりたいと思っています。それと夕方から夜にかけて毎日、子供たちやお年寄りにピアノを教えています。また老人ホームなどでボランティアで歌う活動もしているんですよ。あとは旦那さんが今年会社を開いたので、そのお手伝いをしたり...。

【ところで現在の収入はどのくらいですか?】
......まあ、ふつうの生活ができてます(笑)。


 

 
【矢澤知嘉子さんプロフィール】
旧姓谷田。3歳からピアノを弾きはじめ、武蔵村山高校2年時に声楽に転向。武蔵野音楽大学在学中に学内コンサート出演。同大学大学院入学。ドイツリート、オペラ、オぺレレッタなど幅広いレパートリーを持つ。現在、北多摩混成合唱団ヴォイストレーナー。
 



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